2021年3月期の業績について

 はじめに、新型コロナウイルス感染症にり患された皆様および生活に影響を受けておられる皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、医療従事者をはじめ感染防止にご尽力されている皆様に、心より感謝申し上げます。

 

 2020年度(第19期)の当社グループは、2025年度を最終年度とする6カ年の「長期経営構想2025」および2022年度を最終年度とする3カ年の「中期経営計画2022」のもと、研究用試薬・理化学機器事業とCDMO 事業を通じ、バイオ創薬基盤技術開発を進め、新モダリティを継続的に創出する創薬企業を目指した取り組みを推進しました。

 

 また、新型コロナウイルスのPCR検査関連製品の安定的な供給や、ワクチンを含む再生医療等製品の製造体制整備等に積極的に取り組みました。

 その結果、売上高は46,086百万円(前期比133.3%) と増収となりました。売上原価は、売上構成の変化や生産稼働率の向上等により原価率が低下し14,214百万円(前期比105.6%)となりましたので、売上総利益は31,872百万円(前期比151.0%)となりました。販売費及び一般管理費は、研究開発費等が増加し、17,919百万円(前期比120.8%)となり、営業利益は13,952百万円(前期比222.4%)と増益となりました。

 営業利益の増益にともない、経常利益は14,159百万円(前期比223.1%)、税金等調整前当期純利益は13,552百万円(前期比249.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益は9,547百万円(前期比249.9%)と増益となりました。売上高をはじめ、全ての利益項目で過去最高、営業利益は12期連続増益を達成しました。

今後の見通しについて

 2021年度においては、売上高は、試薬、受託、遺伝子医療を中心に全体では増加する見通しです。売上総利益は、売上構成の変化により売上総利益率は低下するものの、売上高増加による増益を予想しています。販売費及び一般管理費は、人件費、研究開発費等を増加させるため、営業利益ならびに経常利益は前期から微増益となる見通しです。

 この結果、売上高50,500百万円、営業利益14,000百万円、経常利益14,200百万円、親会社株主に帰属する当期純利益9,800百万円を予想しています。

配当について

 当社では、事業における研究開発活動を積極的に実施するため内部留保の充実に意を用いつつ、株主の皆様への利益還元についても重要な経営課題と位置付け、経営成績および財政状態を総合的に勘案して利益還元を実施することを基本方針としています。2021年3月期の期末配当金は、1株当たり16円と、前期の8 円から大幅に増配しました。

 

 株主の皆様には、引き続き当社への温かいご理解、ご支援をお願い申し上げます。

2021年6月
代表取締役社長
仲尾 功一