2021年3月期 第2四半期 業績の振り返り

 はじめに、新型コロナウイルス感染症にり患された皆様および感染拡大により生活に影響を受けておられる皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 

 021年3月期(第19期)の当社グループは、2020年5月に策定した「長期経営構想2025」および「中期経営計画2022」のもと、研究用試薬・理化学機器事業とCDMO事業を通じ、バイオ創薬基盤技術開発を進め、新モダリティを継続的に創出する創薬企業を目指すための取り組みを推進しています。
その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、遺伝子医療が前年同期比で減少したものの、主力の研究用試薬および受託サービスが前年同期比で増加したことにより、 17,393百万円(前年同期比105.7%)と増収となりました。
売上原価は、製品構成の変化等により5,565百万円(前年同期比90.9%)となり、売上総利益は11,827百万円(前年同期比114.5%)と増益となりました。販売費及び一般管理費は研究開発費等が増加し、8,090百万円(前年同期比110.9%)となり、営業利益は3,736百万円(前年同期比123.1%)と増益となりました。
 また、営業利益の増益にともない、経常利益は3,820百万円(前年同期比129.0%)、税金等調整前四半期純利益は3,281百万円(前年同期比111.2%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,274百万円(前年同期比109.6%)とそれぞれ増益となりました。

新型コロナウイルス感染症関連事業への取り組みについて

 新型コロナウイルス検出用のPCR検査関連製品を開発し、安定的な生産・供給体制を整備し、拡大する検査ニーズに対応しています。
2020年5月に、発売した新型コロナウイルス検出用のPCR検査キット(研究用試薬)は、検体からウイルスRNAを精製する前処理工程を必要とせず、60分以内の反応時間で、迅速、簡便に検査が可能です。現在、月産2万キット(200万反応)の製造・出荷体制を確保し、安定的な供給に努めています。さらに、このPCR検査キットをベースに、体外診断用医薬品の開発を進め、10月には、厚生労働省より製造販売承認を取得しました。今後も、PCR検査体制の強化を支援していきます。
 また、大阪大学およびアンジェス株式会社らのグループが進める、新型コロナウイルスに対する予防用DNAワクチンの開発に協力しています。プラスミドDNAの製造技術・設備を有する当社は、DNAワクチンの製造を担当しています。
 その他、次世代シーケンサーを活用した、感染患者の免疫プロファイルや、患者から単離された新型コロナウイルスのゲノム解析を通じ、疫学的研究を支援しています。
 当社は、今後とも、研究用試薬や遺伝子治療薬などの開発で培った技術・ノウハウを最大限に応用し、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けて、様々な取り組みを展開していきます。

2021年3月期 通期の見通しについて※

 通期の業績予想については、当第2四半期連結累計期間の業績および直近の状況を踏まえ、2020年8月4日に公表した業績予想を修正しました。
売上高は、主として新型コロナウイルス感染症拡大によるPCR検査関連製品の需要が強く、前回予想を上回る見込です。また、利益面については、売上高の増加、売上構成の変化や生産稼働率の向上等により売上原価率が低下し、売上総利益は前回予想を大幅に上回る見込です。販売費及び一般管理費は、管理費を中心に増加するものの、売上総利益の増加の影響は大きく、営業利益および経常利益は、 12期連続増益となる見込です。
 これらにより、通期連結業績については、売上高40,800百万円(前期比118.0%)、営業利益8,000百万円(前期比127.5%)、経常利益8,100百万円(前期比127.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益5,000百万円(前期比130.9%)を見込んでいます。なお、期末配当は、1株あたり9.00円(前期より1円増配)と、9期連続の増配を予想しています。

 

 株主の皆様には今後とも温かいご指導とご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

2020年12月
代表取締役社長
仲尾 功一

 2021年3月期の通期業績予想を2021年2月10日に再度修正しております。
  最新の業績予想は下記よりご覧下さい。
 

https://ir.takara-bio.co.jp/ja/news_all/news_IR/auto_20210210460301/pdfFile.pdf