タカラバイオ株式会社は、韓国ToolGen社と業務提携し、CRISPR/Cas9システムによるゲノム編集の受託サービスを展開しておりますが、本日より、新たな受託サービスを開始いたしますので、お知らせいたします。

 

本受託サービスは、CRISPR/Cas9システムによるゲノム編集技術を利用した細胞や試薬キットを提供するもので、遺伝子の機能解析などの研究や医薬品候補物質のスクリーニング等への利用が見込まれます。当社は、ゲノム編集の更なる普及と需要拡大に応えるため、今後とも受託サービスの充実を図り、業績拡大を目指します。

 

【サービス概要】

 

サービス名 サービス内容 参考価格(税別)
ノックアウト細胞株
作製サービス
1倍体細胞株HAP1の標的遺伝子を変異させるサービスです。 350,000円/件
ヒト遺伝子セット
設計・作製サービス
1遺伝子に対し、3種のガイドRNA(設計済)をライブラリーから選んでご提供いたします。従来より安価で、効率的にゲノム編集が行えます。 185,000円/件

 

本受託サービスの詳細については、当社営業部(TEL:077-543-6116)までお問い合わせください。

この件に関するお問い合わせ先 : タカラバイオ株式会社 事業管理部
Tel 077-565-6970

<参考資料>

 

【語句説明】

 

ゲノム編集

人工核酸分解酵素を用いたゲノムDNA上の標的遺伝子改変技術をゲノム編集といいます。細胞内で人工核酸分解酵素を用いて標的遺伝子のDNAを切断し、それを細胞自身が修復しようとする働きを利用して標的遺伝子を改変します。Zinc-Finger Nucleases(ZFNs)やTranscription Activator-like Effector Nucleases(TALENs)といった人工核酸分解酵素を利用したゲノム編集技術が広く普及しており、近年、CRISPR/Cas9システムによるゲノム編集技術が新しく開発されました。ゲノム編集は動物、植物、培養細胞などの遺伝子改変が可能なため、遺伝子の機能解析などの研究や医薬品への応用など幅広く利用されています。

 

HAP細胞

ヒトの体細胞はゲノムを2セット有していますが、HAP1細胞はゲノムを1セットのみ有するよう構築された細胞です。ヒト白血病培養細胞(KBM7)由来で、ゲノム編集を高効率に行えます。ゲノムが1セットであるため、そのゲノム情報のみに由来した表現型を示し、ノックアウトHAP1細胞株は遺伝子の機能解析などに有用です。

 

ガイドRNA

標的遺伝子と相補的な塩基配列を有する20塩基程度からなるRNA分子です。CRISPR/Cas9システムによるゲノム編集においては、Cas9と呼ばれるDNA切断酵素が標的遺伝子の特定部位を配列特異的に認識する働きをします。