タカラバイオ株式会社は、生体にとって有害な化学物質であるアクロレインを検出する研究用試薬を、本年12月16日より販売します。

 

アクロレインはアルデヒドの一種でたばこ煙、排気ガス等に含まれる有害物質です。近年、生体内での脂質の過酸化によってアクロレインが生成することが明らかにされ、生体に対するアクロレインの影響が注目されています。
アクロレインは動脈硬化症患者の疾患部位に検出されることが分かっているほか、近年では、特に脳梗塞とアクロレインの関係がクローズアップされ、脳梗塞患者では血中のアクロレインが多くみられることから、アクロレインは動脈硬化、脳梗塞といった血管系疾患の疾患マーカーの1つとして、当該研究分野で有用なツールとして期待されています。

 

本製品はタンパク質と結合したアクロレインを特異的に認識する抗体を用いて、ELISA法により検体中に含まれるアクロレインを2時間以内に測定することが可能です。

 

当社は、本製品を含め今後も抗体関連製品の拡充を図り、売上拡大に努めてまいります。

 

【製品概要】

 

製品名 製品コード  容量  希望小売価格
(税込)
Acrolein-Lysine Adduct Competitive EIA Kit MK150 96回 106,050円

製品・サービスの詳細やご購入については、当社営業部営業企画担当(TEL:077-543-7231)にお問い合わせください。

この件に関するお問い合わせ先 : タカラバイオ株式会社 広報・IR部
Tel 077-565-6970

<参考資料>

 

【語句説明】

 

ELISA (Enzyme-Linked ImmunoSorbent Assay)法

試料中に含まれる抗体を検出、又は抗原の濃度を定量する目的で使用される方法です。特異性の高い抗原抗体反応を利用し、酵素反応に基づく発色・発光をすることにより試料中の特定のタンパク質を検出・定量できます。

 

動脈硬化

動脈が肥厚し硬化した状態を動脈硬化といい、これによって引き起こされる様々な病態のことをいいます。動脈が硬化すると、血管の内側がもろくなり、血管の中が狭くなったり、詰まったりします。その結果、必要な酸素、栄養がいきわたらず、臓器や組織が正常に機能しなくなります。また硬化することで、血管がもろくなり破れやすくもなります。

 

脳梗塞

脳内の動脈閉塞、または狭窄のため、脳虚血を来たし、脳組織が酸素、栄養不足のため壊死又は壊死に近い状態になることをいいます。脳梗塞を含め、動脈硬化による狭心症、心筋梗塞等、血管系疾患による死亡はガンによるものより多いと言われています。それだけに血管系による病気に対しては未然に防ぎ、又、早期発見が大事とされています。