当社の米国子会社のクロンテック社(Clontech Laboratories, Inc.)が、Russian Academy of Sciences, Shemyakin and Ovchinnikov Institute of Bio-organic Chemistry(ロシア)のルキアノフ博士(Sergey A. Lukyanov)とともに、Russian Corporation of Nanotechnologies社(ロシア)より、RUSNANOPRIZE 2012を受賞しました。受賞に際し、クロンテック社は、以下のリリースを発表しました。

 

【クロンテック社のリリース内容(和訳)】

当社(クロンテック社)は、ルキアノフ博士と共同で「サンゴ(coral polyp)由来の蛍光タンパク質~発見とバイオテクノロジーへの応用~」に関して、RUSNANOPRIZE 2012を受賞させていただき、光栄に存じます。RUSNANOPRIZE 2012は、Russian Corporation of Nanotechnologies(RUSNANO)により2009年に開設された国際的にも主要な賞の一つであり、ナノテクノロジーの発見や革新に対して授与されるものです。RUSNANOPRIZEは、3人までの研究者と、その研究者の発明を最初に産業に応用した企業とに毎年送られています。RUSNANOPRIZE 2012の医学・製薬・バイオテクノロジー分野は、バイエル(Bayer)がスポンサーとなっています。

 

ルキアノフ博士は、浅い海底に生息する様々な生物よりサンゴの蛍光タンパク質を単離し、それらに紫外線を照射することにより、明るい光を放つことを発見しました。この発見により、利用可能な蛍光タンパク質の色の領域が大きく広がりました。またルキアノフ博士は、緑色蛍光タンパク質の相同物(ホモログ)が、蛍光を発しない生物にも存在することも明らかにしました。これらの蛍光タンパク質により、リアルタイムに細胞の活動をモニターしたり、遺伝子発現を解析したり、特定のタンパク質・器官・細胞を可視化したり、複数のタンパク質の細胞・組織内で動きを同時に追跡できるようになりました。これらの蛍光タンパク質は、過去十年にわたり、ライフサイエンスやバイオテクノロジー分野に大きな革新をもたらしました。

 

クロンテック社 社長の山本和樹は、次のように述べています。
「蛍光タンパク質分野における先駆者である当社は、ルキアノフ博士による草分け的発見であるサンゴ由来の蛍光タンパク質を製品化するために、ルキアノフ博士と共同研究してきたことを誇りに思います。特に当社製品DsRedは、赤い蛍光タンパク質では最初の製品です。当社の蛍光タンパク質製品であるLiving Color®シリーズは、ルキアノフ博士の発明に基づくもので、単量体又は二~四量体の蛍光タンパク質からなっており、AmCyanなどの青緑色からHcRedなどの深赤色に及ぶ広範なスペクトルを利用可能としました。」

 

クロンテック社のLiving Color®シリーズ製品は、基礎研究や創薬研究において、幅広い用途を提供し、動物、植物あるいは細菌を用いた研究において使用されています。これまで、Living Color®シリーズ製品は、様々な解析法や製品に組み入れられてきました。これらの解析法や製品は、ライフサイエンス分野の研究者のニーズにマッチした技術を提供していくため、継続して性能向上が図られています。

この件に関するお問い合わせ先 : タカラバイオ株式会社 広報・IR部
Tel 077-565-6970