タカラバイオ株式会社(社長:仲尾功一)と、独国マッハライ・ナーゲル社(MACHEREY-NAGEL GmbH & Co. KG、デューレン市)は、マッハライ・ナーゲル社の核酸精製用試薬等の日本国内における独占的な販売を当社が行うことに合意しました。当社は、当該製品の販売を国内において2010年10月1日より開始します。

 

核酸精製用試薬は、遺伝子解析などの基礎研究や分子診断、遺伝子検査、環境分析および法医学などの分野において、解析対象となる核酸の前処理工程で利用されています。これらの分野では、PCR、リアルタイムPCR、高速シーケンシング、マイクロアレイなどの様々な解析技術の普及に伴い、それぞれの手法に適した核酸精製用試薬へのニーズが高まっています。

 

マッハライ・ナーゲル社は、細胞や組織切片、血液および食品など、様々なサンプルに対応した核酸精製用試薬を中心とした製品ラインアップを有しており、核酸精製の分野では世界で確固たる地位を築いています。当社のPCRをはじめとした遺伝子解析用試薬のラインアップに、その前処理で使われるマッハライ・ナーゲル社の核酸精製用試薬が加わることで、研究者に遺伝子解析のトータルソリューションを提供することが可能となります。

 

当社は、これまでに築いてきた遺伝子工学研究用製品の販売網を活用して、マッハライ・ナーゲル社製品の販売を行い、発売から1年間で3億円の売上を目指します。また、両社で協力して市場ニーズに応える新技術・新製品を開発するといった取組みも行っていきます。

マッハライ・ナーゲル社製品例

製品・サービスの詳細やご購入については、当社営業部営業企画担当(TEL:077-543-7231)にお問い合わせください。

この件に関するお問い合わせ先 : タカラバイオ株式会社 広報・IR部
Tel 077-565-6970

<参考資料>

【マッハライ-ナーゲル社の概要】

会社名

MACHEREY-NAGEL GmbH & Co. KG

設立

1911年

代表者

Carolin Wagner, President & CEO

売上高

100百万ユーロ以上(2009年)

従業員数

約500人

住所

Neumann-Neander-Str. 6-8
52355 Düren, Germany

事業概要

核酸精製試薬、タンパク質精製試薬、pH試験紙、各種フィルター、水質検査試薬およびクロマトグラフィー関連製品などの開発・製造・販売

ホームページ

http://www.mn-net.com/

【語句説明】

核酸
核酸は、塩基、糖およびリン酸からなるヌクレオチドが連なった生体高分子で、主にDNA(デオキシリボ核酸)とRNA(リボ核酸)の2種類があります。核酸は、生体内で遺伝子からタンパク質が作られる過程において、重要な役割を担っています。

 

PCR
Polymerase Chain Reaction(ポリメラーゼ連鎖反応)の略称です。温度サイクル装置(サーマルサイクラー)を使用し、微量のDNAを数時間のうちに数百万倍にまで増幅する技術です。

 

リアルタイムPCR
従来のPCR法は、サーマルサイクラーという機器で目的DNAを増幅した後、増幅産物を電気泳動で解析するという手順で行われています。リアルタイムPCR法では、サーマルサイクラーと分光蛍光光度計を一体化した機器を用いて、PCRでのDNA増幅産物の生成過程をリアルタイム(実時間)で検出し、解析できます。DNA増幅産物の生成の過程を連続して観察できるため、より正確な定量が可能となります。また電気泳動を行う必要がないため、解析時間の大幅な短縮が可能となります。

 

高速シーケンシング
高速シーケンサー(次世代シーケンサー)と呼ばれる、数百万から数億個の塩基配列データを並列に大量取得することができる装置を用いた塩基配列解析です。当社では、ロシュ社のGS FLX、イルミナ社のGAIIx、ライフテクノロジーズ社のSOLiD3Plusの3種類の高速シーケンサーを導入して、受託解析サービスを提供しています。

 

マイクロアレイ
DNAチップとも呼ばれる、多数のDNA断片がスライドガラス等の基板上に高密度に配置されたチップを用いることによって、数万種類といった遺伝子の発現量を一度に調べることができる技術です。