タカラバイオ株式会社は、腫瘍溶解性ウイルスを用いたがん治療薬HF10やHIV-1感染症を対象にしたMazF遺伝子治療、固形癌を対象にしたTCR遺伝子治療などの臨床開発を進めています。この度、これら遺伝子治療プロジェクトの臨床研究/前臨床試験の結果を、日本がん免疫学会(本年7月3日~5日 ANAクラウンプラザホテル宇部にて開催)及び日本遺伝子治療学会(本年7月4日~6日 岡山コンベンションセンターにて開催)にて発表する予定です。

 

上記のうち、日本遺伝子治療学会では、がん治療薬HF10が動物実験において、既存がん治療薬/抗体製剤との併用投与により、HF10、及び併用薬の単独投与と比べ、腫瘍の縮小や生存率の向上を顕著に示すデータを発表する予定です(シンポジウム番号 5-2、ポスター番号93, 94, 95)。

 

また、当社は日本遺伝子治療学会において、7月5日12時よりホールBにて、ランチョンセミナーを開催し、当社が提供するバイオ医薬品開発支援サービスについて紹介する予定です。

 

各学会で発表する演題の一覧は下記のとおりです。

 

 

○日本がん免疫学会

 

演題名 発表日時・演題番号
抗原受容体遺伝子改変T細胞輸注療法 7月4日 9:00-10:40
第1会場 シンポジウム番号1-5
高親和性NY-ESO-1特異的TCR発現siTCRベクターを用いた高効率かつ安全性の高いTCR遺伝子治療 7月4日 17:10-17:42
第1会場 口頭発表5-1
経静脈的に輸注されたWT1特異的人工CTLは腎糸球体たこ足細胞を傷害しない 7月4日 17:10-17:42
第1会場 口頭発表 5-2
食道癌を対象にしたMAGE-A4特異的TCR遺伝子導入リンパ球輸注における輸注細胞の体内動態と臨床評価 7月4日 17:10-17:42
第1会場 口頭発表5-4
GITRシグナリングドメインを搭載した腫瘍特異的キメラレセプターの開発 7月5日 10:25-11:05
第1会場 口頭発表6-3
癌胎児抗原(CEA)を標的としたキメラ抗原受容体導入T細胞療法の有効性と安全性の検討 7月5日 10:25-11:05
第1会場 口頭発表 6-4
マウス皮下移植腫瘍モデルを用いた腫瘍溶解性HSV-1自然変異株HF10療法におけるGITR特異的抗体併用での抗腫瘍効果の検討 7月4日 15:00-15:48<
第2会場 口頭発表12-3

 

 

○日本遺伝子治療学会

 

演題名 参考日本語演題名 発表日時・演題番号
Combination therapy of HF10 with Erlotinib and Gemcitabine as preclinical data for next clinical trial 今後の臨床試験に向けた腫瘍溶解性ウイルスHF10とエルロチニブ及びゲムシタビンの併用療法 7月6日 15:00-17:00
ホールA
シンポジウム番号5-2
Nonhuman primate model for HIV-1 gene therapy using endoribonuclease MazF transduced CD4+ T cells in the presence of SHIV SHIV感染霊長類モデルにおけるRNA分解酵素MazFを用いた遺伝子治療法の検討 7月4日 17:00-18:00
ホールB
口頭発表番号14
Development of sin retroviral vectors equipped with switch promoters driven by activation singles from the chimeric antigen receptors キメラ抗原受容体からの活性化シグナルにより駆動するスイッチプロモーターを搭載したSIN型レトロウイルスベクターの開発 7月6日14:00-15:00
ホールB
口頭発表番号56
Novel chimeric antigen receptors with signaling domain of glucocorticoid-induced TNF-receptor GITRシグナリングドメインを搭載した腫瘍特異的キメラレセプターの開発 7月6日14:00-15:00
ホールB
口頭発表番号57
Effective and safe TCR gene therapy with silencing endogenous TCRs and high affinity TCR variants 高親和性TCRを用いた高効率かつ安全性の高いTCR遺伝子治療法の開発 7月4日~6日

ポスターホール
ポスター番号59
Roles of IL-21 in engineered T cell therapy against B cell lymphoma B細胞性リンパ腫に対する遺伝子改変T細胞療法におけるIL-21の役割 7月4日~6日
ポスターホール
ポスター番号80
Combination of the epidermal growth factor receptor tyrosine kinase inhibitor erlotinib and intratumoral injection of oncolytic herpes simplex virus HF10 as a treatment strategy against human pancreatic cancers ヒト膵癌細胞株に対する腫瘍溶解性ウイルスHF10と分子標的薬(上皮成長因子受容体チロシンキナーゼ阻害剤)エルロチニブとの併用効果の検討 7月4日~6日
ポスターホール
ポスター番号93
Combination of herpes simplex virus type 1 mutant HF10 with anti-CTLA-4 antibody enhanced anti-tumor effects and improved mouse survival time 腫瘍溶解性ウイルスHF10と抗CTLA-4抗体併用療法による担癌マウスモデルでの抗腫瘍効果の増強と生存率の向上 7月4日~6日
ポスターホール
ポスター番号94
Combination effect of Oncolytic herpes virus HF10 with bevacizumab against human breast carcinoma xenograft ヒト乳癌移植片に対する腫瘍溶解性ウイルスHF10とベバシズマブとの併用効果の検討 7月4日~6日
ポスターホール
ポスター番号95

 

当社は、がん治療薬HF10及びMazF遺伝子治療の第I相臨床試験を、TCR遺伝子治療及びHSV-TK遺伝子治療の臨床試験開始準備を、現在進めており、今回発表する臨床研究/前臨床試験の結果を受けて、さらに効果的な遺伝子治療法の確立に注力して参ります。 

この件に関するお問い合わせ先 : タカラバイオ株式会社 広報・IR部
Tel 077-565-6970