タカラバイオ株式会社は、ヒトiPS細胞から作製した小腸型腸管上皮細胞(凍結細胞)と専用培地を含むキットを本日より日本国内で販売します。

 

 新薬の開発過程では、薬剤の効果や安全性を判断するため、候補医薬品(薬剤)のヒト体内での代謝や吸収を評価する試験が行われます。通常、開発初期の試験では、入手が容易な株化された細胞(株化細胞)や実験動物を利用した試験が行われます。このため、ヒトと動物の種差や株化細胞とヒト細胞の代謝機能の違い、実験動物利用の倫理的な問題などが指摘されています。

 このような課題を解決する手段として、薬剤の代謝や吸収に重要な役割を担う腸管上皮細胞をヒトiPS細胞から作製し、評価に用いる試みが注目されています。

 

 今回、当社が世界に先駆けて発売する、ヒトiPS細胞から作製した小腸型の腸管上皮細胞は、従来から薬剤の評価に用いられてきた株化細胞と比較して、代謝の面でヒト体内により近い性質を持っています。

 

 本細胞は、当社と大阪大学大学院薬学研究科教授、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 招へいプロジェクトリーダー水口裕之博士、同大学助教高山和雄博士らとの共同開発の成果です。第46回日本毒性学会学術年会(本年6月26日~28日)において、関連の研究成果を発表する予定です。

【研究成果発表概要】

学会名

第46回日本毒性学会学術年会

場所

アスティとくしま(徳島県徳島市)

発表日時

 2019年6月28日(金) 9:40 ~ 10:00  (予定)

セッション名・番号

 W7-1

 当社は、このような幹細胞の応用分野を注力分野と位置づけ、当該研究領域を支援する製品・サービスを開発し、事業のさらなる拡大を図ってまいります。

 

【製品概要

製品コード

製品名

価格(税別)

Y50035

 Cellartis Intestinal Epithelial Cells (from ChiPSC18) Kit

200,000円

 

 

【製品写真】

 

【製品問合せ先】

本製品の詳細やご購入については、営業企画部製品担当(TEL: 077-565-6972)までお問い合わせください。

この件に関するお問い合わせ先 : タカラバイオ株式会社 事業管理部
Tel 077-565-6970