地球環境の保全と事業活動の調和を経営の重要課題のひとつとして、環境法令・条例を遵守するとともに、自然保護活動への積極的な参加や省資源・省エネルギーに努めます。研究開発ならびに原料調達から生産、物流、消費に至る全てのプレセスで発生する環境付加削減に努めます。 

(1)気候変動問題への対応

環境対策

タカラバイオグループの中でCO_{2}排出量、水使用量の比率が高いタカラバイオ本社事業所の主要施設は、環境性能の高い新工法を取り入れた構造設計を採用するなどの環境対策を行っています。

タカラバイオ本社事業所の環境対策例
 

  • コージェネレーション(発電供給)システムの導入
  • 外壁・窓の高断熱化
  • 高効率の変圧器採用
  • ビル・エネルギー管理システムによるエネルギーの可視化
  • バイオハザードを防止する構造・設計

CO2排出の現状と削減目標(スコープ1、2)

タカラバイオグループの2021年度のCO_{2}排出量は、14千t-CO_{2}となりました。タカラバイオは、遺伝子・細胞プロセッシングセンター2号棟の本格稼働により、排出量が増加しました。事業拡大に伴うCO_{2}排出量の増加が続いていますが、環境に配慮した事業活動を目指しており、CO_{2}削減については、2030年度の売上高当たりのCO_{2}排出量(原単位)を、2018年度比で50%とすることを目標としました。 2021年度時点では当社グループのCO_{2}排出量(原単位)は2018年度比で57%となりました。

CO_{2}排出量削減目標 

  • 2030年度の売上高当たりのCO_{2}排出量(原単位)を基準年2018年度比50%削減する
  • 宝ホールディングスグループでは、2050年度にCO_{2}排出量実質ゼロを目指す

水使用量

2020年度のタカラバイオグループの水使用量は104千m~{3}となり前年度から43千m~{3}増加しました。これは主に、日本のタカラバイオ本社事業所の新工場が稼働したことが主な原因です。

水質汚濁の防止

タカラバイオグループでは、微生物、ウイルスや遺伝子組み換え体などを取り扱うバイオハザード施設において、廃液滅菌システムを導入し、汚染された排水を高温高圧で滅菌処理することで安全性や環境に配慮しています。

また、有害物質や生理活性物質などは廃棄物として処理し、排水への混入を防止しています。

(2)TCFDフレームワークに基づく開示

タカラバイオグループは、「持続的な社会の実現」および「当社グループの持続的な成長」に向けて、気候変動に関わるリスクと機会を的確に評価し、事業運営への影響や対応策を明確にして、ステークホルダーへの積極的な情報開示に努めています。評価にあたっては、気候変動財務情報開示タスクフォース(TCFD)に基づくシナリオ分析を活用し、世界の平均気温を産業革命前に比べて2℃未満に抑制される「2℃未満シナリオ」と、同じく4℃上昇する「4℃シナリオ」を用いてシナリオ分析を行い、当社事業に与える影響度と発生可能性を評価するとともに、その対応策を検討しています。

継続的にリスク・機会の見直しや対策の具体化を進め、中長期の経営戦略に反映させ、気候変動に対する経営戦略の高度化に努めます。

タカラバイオグループ・サステナビリティ・プランにおける目標

取り組みテーマ 具体的施策 目標
気候変動問題への対応 CO₂排出量の削減 タカラバイオグループにおけるCO₂排出原単位(売上高当たりのCO₂排出量)を、2030年に2018年度比で50%削減する。
環境に配慮した製品パッケージ、梱包への対応 環境に配慮した製品の開発 ・紙パッケージの森林認証紙化を進め、2025年度までに100%を目指す。
・片面アルミパウチのアルミレスパッケージの採用率を2025年度までに100%を目指す。
・紙パッケージのベジタブルオイルインク使用率を2025年度までに100%を目指す。

環境関連インデックス

項目 対象範囲 単位 2018年度 2019年度 2020年度
CO₂排出量
(スコープ1,2)
タカラバイオ t-CO₂ 5,894 6,822 8,585
宝生物工程(大連)有限公司 t-CO₂ 3,869 4,039 4,058
その他事業所 t-CO₂ 3,425 0 187
廃棄物排出量 タカラバイオ t 129 178 231
宝生物工程(大連)有限公司 t 74 74 88
化学物質(PRTR法対象物質)取扱量 タカラバイオ kg 76 34 97
水使用量 タカラバイオ 38,246 39,784 84,190
宝生物工程(大連)有限公司 21,062 21,428 19,963
その他事業所 12,993 0 75